4月から磯子区連合町内会会長を務める 岡 道子さん 磯子区汐見台在住 72歳
大好きな汐見台のために
○…会長として様々な会議に出席し「皆さまの協力で街の安全、安心が守られている」と実感する。課題には地震対策や担い手不足を挙げ「9連合地区が連携し消防団員など区全体として後継者を育てていく必要がある」との思いを抱く。
○…横浜市西区出身。美大を卒業後、社長秘書兼グラフィックデザイナーとして都内のホテルに就職。「華やかな世界でやりがいがあった」と振り返るが結婚を機に離職した。3人の子育てに充実感を得るも「終わった後に何も残らないのでは」との思いから40歳でインテリアスクールに。自分磨きのために通った教室が人生の転機になった。スカウトを受け三越に就職。著名人などの住宅のコーディネートを担当した。「たくさんの人と出会えたこれらの時期は自分を出せた充実した20年だった」と話す。
○…住環境に魅力を感じ汐見台に越してきたのは17年前。翌年には単位自治会長となり、汐見台自治会連合会に関わった。街づくりに興味があり地域環境委員会に所属。事務局長時代には、バス停名の変更を市などに要望し実現したことも。2008年からは会長を務めている。「汐見台をもっと良くしたい」と自治会長会議の月1回の開催や防犯パトロール、役員の輪番制を導入した。「大好きな汐見台をよりよくしたい思いで活動してきました」
○…福祉に興味を持ったのは、子育て中にPTA役員を務め愛児園の支援に携わった経験から。高齢化が進み、汐見台でも過去に孤独死があったことから、3年前から見守りネットワークを構築し、対策に力を入れる。「何事も無駄でもやってみようという思いが根底にありますね」。誰もが住み続けたいと感じる磯子区のために、会長として活動していく。
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