横浜市教育委員会は8月17日、通学区域外からの通学を認める「通学区域特認校制度」について、来年4月の入学をもって終了する方針を明らかにした。西金沢学園(金沢区=写真=)については、別制度での募集継続を検討している。
横浜市では2005年度から、通学区域特認校制度を導入。特認校は過去に、時代に応じた新しい教育や地域特性に応じた教育を行うモデル校「パイオニアスクールよこはま」の指定を受けた実績のある学校の中から市教委が指定した。西金沢学園は、小中一貫カリキュラムに基づく「国際社会で活躍できる力を身に付ける子どもの育成」を特色としている。
特認校は、ほかに、千秀小学校(栄区)、鉄小学校(青葉区)、都田中学校(都筑区)。制度終了の背景には、申請者が減少している現状がある。鉄小学校では、昨年度の希望者がゼロで、千秀小学校では全学年で60人の募集枠を設けたところ、申請者は10人だった。
一方、西金沢学園は昨年度27人が同制度で入学。一定のニーズがある。今後の募集について、市教委の担当者は「別の制度での継続を含めて検討中」としている。
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