「金沢区心部まちづくり構想」が昨年12月に策定された。金沢文庫駅から金沢八景駅にかけての「区心部」は、空き家の発生やサニーマートの跡地の活用、さらに将来的には国家公務員宿舎などの大規模な建物や土地の更新が予想される。こうした変化に対応していくため、金沢区は2018年に改訂された「横浜市都市計画マスタープラン金沢区プラン『金沢区まちづくり方針』」でおよそ20年後のまちの将来像として「金沢区心部におけるまちづくり方針」をまとめた。この方針に沿って具体的に検討ができるようにしたのが、「まちづくり構想」だ。まちに変化が生じる機会を的確にとらえながら、事業者・地権者などとの連携により、まちづくりを推進していくという。
141件の意見参考に
昨年8月に、構想案に対する区民の意見を募集。区民からは「宮川や平潟湾などの川や海の活用案」「地産地消の取り組み案」「テレワークができる設備案」など141件の意見が寄せられた。そうした意見を参考・反映し、まちづくり構想が作られた。
構想では街づくりの可能性や課題を分析したうえで、「地域資源を生かしたまちづくり・地域の魅力発信」「暮らし・滞在を豊かにする機能やサービスの誘導」「まちの基盤の段階的な改善」をまちづくり方策として掲げた。この3つをサニーマートなどの土地利用更新のタイミングなどにあわせて、段階的・連鎖的に実施していくとしている。
また、将来像のイメージとして、「金沢文庫駅・金沢八景駅を区の玄関口ととらえた”顔づくり”」「回遊性を高め、歩いて楽しめる魅力的な歩行者空間の創出」「区心部のアクセス性向上のための交通インフラの強化」などを挙げている。
この構想の全文は区役所ホームページから見ることができる。
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