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金沢区・磯子区 社会

公開日:2021.06.10

プラごみの現状学ぶ
並木中で体験型SDGs授業

  • 海の公園の砂の中からマイクロプラスチックをピンセットで取り出す生徒

 金沢区並木の並木中学校で6月2日、1年生約50人を対象に、地域企業とタイアップしたSDGs授業が行われた。県内の中学校・高校を中心にキャリア教育支援を行うNPO法人アスリードがコーディネートし、横浜環境保全(株)と(株)太陽住建の協力を得た。

 生徒は午前中、一般廃棄物・産業廃棄物の収集運搬処分やリサイクル業などを行う横浜環境保全の金沢区鳥浜町にある事業所を見学。ビン・缶・ペットボトルのリサイクル工場や生ごみを自然発酵させるたい肥化施設を巡り、ごみの分別がなぜ必要かを学んだ。

 午後は太陽住建(南区)の河原勇輝代表が同校を訪れ、海の公園からとってきた砂の中からマイクロプラスチックを探すプログラムを実施した。生徒は砂の中からキャップやストロー、プラスチックの欠片などを見つけ、ピンセットで分けていった。各班の代表者が行った発表では、「いろんなプラスチックがあるんだなと思った」「ボランティアの人は大変」などの感想が聞かれた。

 河原代表は「まずは現状を知り、自分たちがごみを放出しないことが大切」と指摘。そのうえで、「なぜ、捨てるのか」「どうやったら捨てないような環境(状況)をつくれるのか」を考えようと呼びかけた。

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