茅ヶ崎・寒川 教育
公開日:2025.12.19
ローカルファースト財団
地域連携の可能性探る
市教委と意見交換
ローカルファースト財団のメンバーらが11月26日、茅ヶ崎市教育委員会(以下市教委)の職員と意見交換を行った。
ローカルファーストとは、「地域でできることは地域で実践する」という理念のもと、地域の人、モノ、サービス、お金を地域内で循環させ、他地域との連携などでさらに大きな循環をつくり出していくこと。
意見交換の場で同財団のメンバーらは、10月、11月と小学生らを集めて茅ヶ崎ビールで2回行った「ローカルファースト世代間食育交流会」の結果を報告。農家から購入した野菜を子どもたちが手洗いして切り分けるといった調理体験のほか、ローカルファーストの理念をスタッフが子どもたちに講義したことなどを紹介した。展望として、子どもたちと農家を訪問し、収穫体験などをすることでローカルファーストへの理解をさらに深めていくことを検討する考えを明らかにした。
市教委からは「総合学習でローカルファーストを学ぶ取り組みを行うのも選択肢の一つ」「将来の農業従事者や調理師につなげられたら」「多くの人がかかわることができる事業構想になれば継続していけるはず」といった意見が上がった。財団では今後、他団体や地域との連携も視野に活動の充実を図る構えだ。
同財団の事務局次長を務める岩瀬望美さんは「『こどもローカルファースト』の報告を通じ教育委員会との話し合い、地域連携の確かな可能性を感じた。各施設の協力体制により学校・地域が一体となった未来の教育プログラム実現へ、心強い一歩を踏み出したい」と話している。
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