全国高等学校野球選手権神奈川大会の開幕まであと2日。昨年は代替大会となり、夏の甲子園を目指す舞台は2年ぶりとなる。金沢・磯子の両区からは9校が参加。開幕を前に、シード校の横浜、横浜創学館の2校に話を聞いた。
名門再建へ
かつて甲子園で春夏連覇を成し遂げた横浜(金沢区能見台通)。昨年4月に村田浩明監督が就任し、新体制で初めての夏を迎える。
直近の春季・秋季大会では、ともに準決勝敗退。チームとしてうまくいかない時期もあった。それでも安達大和主将(3年)は「チームの状態は徐々にあがってきている。自分がチームに勢いをつけて、チャレンジャー精神で戦っていく」。ケガからの復活が期待される左腕・金井慎之介選手(同)も「期待に応えたい」と話し、名門再建へ向けて一歩ずつ歩みを進めている。
「選手たちと一番長い夏を過ごし、楽しみに待ってくれている人たちに復活を報告したい」と村田監督。2018年以来の優勝を目指し、新生・横浜が夏に挑む。
逆境ばねに初制覇を
「優勝したら甲子園へ行ける。まずは大会ができることがうれしい」--。横浜創学館(金沢区六浦東)の長井俊輔主将(3年)は、2年ぶりに挑む夏への思いを語る。
森田誠一監督は「今年は戦力が整って力のあるチーム。春季大会もいい形で入れた」と話し、春はベスト8に進出。第2シードとして夏を迎える。しかし、春季大会後に釜利谷のグラウンドで改修工事が始まり、産業振興センターグラウンド(同区福浦)や佐原2丁目公園硬式野球場(横須賀市)などを転々とする日々。グラウンドが確保できない時もあるが、海の公園での走り込みなど、できる練習を積み重ねてきた。
エースとして期待がかかる山岸翠選手(同)は「全てをかけて甲子園を目指す」。逆境をばねに初の甲子園を目指す。
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