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金沢区・磯子区 経済

公開日:2021.08.12

1964年 東京五輪
選手村食堂メニューを再現
ホテルニューグランド

  • 「ル・ノルマンディ」のコース料理(写真上・13,310円)と「ザ・カフェ」で提供中のペッパー・ステーキ(セットで6,110円)。どちらも税サ込。

 東京五輪、食を通じて楽しんで―。ホテルニューグランド(中区)で「1964 選手村食堂メニュー」が提供されている。9月5日まで。

 これは同ホテル2代目総料理長だった入江茂忠シェフが、1964年に開催された東京オリンピックで選手村「女子食堂」の総料理長を務めていたことから企画された。当時のレシピや資料をもとに、再現メニューを考案。タワー館5階のパノラミックレストラン「ル・ノルマンディ」では、野菜入りすましスープやひらめのバター焼き、仔羊チャップのグリルなどの伝統的な料理をアレンジしてコース料理に仕上げた。本館1階コーヒーハウス「ザ・カフェ」では、選手村食堂で人気の高かったペッパー・ステーキを提供。当時は牛ランプ肉だったが、肉質の柔らかいリブロースを使用している。

レガシー受け継ぐ1皿に

 当時のオリンピック・メニューを見せてもらうと、栄養やスタミナが重視されていた選手村での食事は肉料理を中心に、「牛肉パイ包焼(アルゼンチン)」「黒豆と豚肉の煮込み(ブラジル)」など、各国の伝統料理をアレンジし、おもてなし料理として出されていたことが分かる。

 同ホテルでは「シェフの脈々と受け継がれているレガシーのようなものを、歴史や食を通してお客様に楽しんでいただけたら」と話している。

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