金沢区・磯子区 社会
公開日：2023.03.09
地域のプラ循環、目指す
（株）グーン、プラットホーム立ち上げ
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試運転中のマテリアルリサイクル設備
金沢区鳥浜町にある株式会社グーン（藤枝慎治代表）は、廃プラスチックをリサイクルし、再生プラスチック原料を製造する事業に取り組む。
一口にプラといっても素材や色、臭い、汚れ具合など様々。リサイクルするためには、選別し個々の素材にあった温度調整とオペレーションが必要となる。同社は昨年11月、横浜で初となるこのマテリアルリサイクルの設備を稼働。現在、試運転で各プラに合わせた温度調整などを行い、５月頃の本格稼働を目指す。
さらに、こうしたプラ循環を地域で構築していこうと、同社が事務局となり「神奈川プラスチック循環プラットフォーム」を立ち上げ。廃プラを出す企業や使う企業だけでなく、製造装置メーカーや物流業者など幅広い業種が集い、技術や知識の情報共有を目指す。第１回目は４月中旬に開催する予定だ。
同プラットフォームのファシリテーターを務める尾仲富士夫さんは、「多くの事業所でプラを捨てるのではなく活用していかないと、という意識が当たり前になってきた。まずは１年間程度、フラットな状態で話し合い、目的を絞り込んでいければ」と話す。その先に企業同士のビジネスマッチングも見据えている。
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