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金沢区・磯子区 スポーツ

公開日:2023.07.20

高校野球・釜利谷高
7校連合の夏終わる

  • 7校(釜利谷、田奈、永谷、横浜明朋、横須賀南、海洋科学、平塚農商)の選手と4校から集まった吹奏楽部のメンバー

 「第105回全国高等学校野球選手権記念神奈川大会」に出場した金沢区・釜利谷高を含めた7校連合チームの夏が終わった。7月11日に俣野公園・横浜薬大スタジアムで開かれた2回戦で大師高と対戦。2回表で7校連合が3点先制するが、3回裏に逆転され、3対13で5回コールド負けに終わった。

 試合後、高信智史監督(横浜明朋)は「完敗ではなく、彼らがやってきたことの成果も出たが、足らないことが多かった。一つのチームとして戦えたことを誇らしく思う。この3年間の経験は特殊だけど、これからの糧になる」と選手を称えた。

 主将で投手としてチームを引っ張ってきた亀井翔之介選手(釜利谷)は「夏の一勝を目指してきたので悔しい。一勝して連合チームでも勝てるというのをみせたかった」。試合を振り返り、「一つのミスが大きくなってしまい、相手の力にやられてしまった。連合チームとして声が出るようになり、連携できるようになってきたところだった。もっと一緒にやりたかった」と話した。

吹奏楽部も4校で一つに

 この日のために、応援の吹奏楽も「連合」で盛り上げた。吹奏楽部は釜利谷、海洋科学、横須賀南、平塚農商の4校から約40人が参加。吹奏楽部は試合前に合同練習はなく、約10曲を各校で練習。試合当日が初めての顔合わせにもかかわらず、息の合った演奏を行った。

 応援団責任者の相澤怜教諭(海洋科学)は、「各校の吹奏楽部の先生たちがスタンドを作ってくれ、盛り上げることができた。生徒たちからも大人数で演奏できてよかったという声が聞かれた」と話した。

 この日の応援には保護者や卒業生ら約100人が駆け付け、試合後の選手のあいさつには大きな拍手が送られていた。

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