神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

Brillia City横浜磯子 学生の力を自治会に 新たに4人の役員が活動

コミュニティ社会

公開:2023年10月5日

  • X
  • LINE
  • hatena
役員を務める角田さん、窪塚さん、鈴木佑太朗さん、増子さん、鈴木梨里子さん、田形会長(左から)
役員を務める角田さん、窪塚さん、鈴木佑太朗さん、増子さん、鈴木梨里子さん、田形会長(左から)

 多くの自治会町内会で役員の高齢化や担い手不足が課題となる中、磯子区のBrillia City横浜磯子自治会では学生が役員として活躍している。今年新たに役員になった15人のうち、中学生から大学生までの学生が4人。いずれも立候補して役員となり、自らが住むまちに愛着を抱きながら活動している。

 同自治会は、約3300人が暮らすマンション群の住民で構成される。今年5月の総会で、新たに4人の学生役員が誕生した。役員になったのは中学1年の窪塚智祐さん(12)と角田椎香さん(13)、高校3年の増子涼奈さん(18)、大学4年の鈴木佑太朗さん(21)。それぞれが立候補し、住民の承認を受けて役員に就任した。

 立候補のきっかけはさまざまだが、ボランティアを通して自治会活動の楽しさを知った人が多い。増子さんは、昨年開かれた祭りにボランティアとして参加。それまではあまり他の住民と関わる機会はなかったというが、「一緒に作業をしたりするのは楽しかった。1回きりではなく、もっと行事の企画や運営をしたいと思って立候補した」と話す。

まちに貢献して愛着

 ボランティアから自治会活動の楽しさを知る仕組みは、同自治会独自のタウンマネジメント手法「自治会レボリューション」によるものだ。行事を通じてまちに貢献する心地よさを体感することが、まちへの愛着につながり、一歩踏み込んだ関わり方として自治会役員へ。こうした仕組みを作ることで、役員立候補者は徐々に増加している。

 昨年、学生で初めて役員に就任した鈴木梨里子さん(15)も、小学5年の時に参加した祭りのボランティアが自治会活動に興味を持ったきっかけだった。田形勇輔会長(43)は「若い世代にも自治会に興味を持ってもらいたいと思っていろいろ取り組んでいる。やってきたことが若い人たちに響いてくれたならうれしい」と話す。

 すでに4人は毎月の役員会だけでなく、ラジオ体操や防犯パトロールなど各行事で活躍している。「楽しいけど、役員としての責任もある」と窪塚さん。鈴木佑太朗さんは「皆で体を動かすようなイベントもやってみたい」と話す。

 多くの学生役員が過去にボランティアを担った「ブリリア縁日まつり」が、10月21日(土)午前9時30分から午後3時15分まで開催される。最初は30人程度だったボランティア数は、過去最多の215人に上る。「このまちができて今年で10年。最初に受け入れてくれた近隣の方々がいるから今がある」と田形会長。実行委員長を務める角田さんは「年齢問わず楽しめるので、近隣の人もぜひ来てほしい」と話した。

金沢区・磯子区版のトップニュース最新6

楽器や音楽を身近に

杉田劇場

楽器や音楽を身近に

大学生主体で公演企画

5月2日

家庭との連絡法を統一

横浜市立学校

家庭との連絡法を統一

アプリ活用で新システム

5月2日

こどもホスピスへ理解を

設立の動き全国各地で

こどもホスピスへ理解を

4月25日

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月25日

「食」のシェア空間が完成

磯子区洋光台

「食」のシェア空間が完成

飲食店開業など支援

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月2日0:00更新

  • 4月25日0:00更新

  • 4月18日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

金沢区・磯子区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook