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公開日：2023.11.16
息切れ外来開設３年で成果
県立循環器呼吸器病センター
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「専門家チームで息切れ解消をサポートします」と福井副院長
神奈川県立循環器呼吸器病センターが２０２０年８月に「息切れ外来」を開設してから約３年。２０２３年３月までに約１８０人が受診。息切れの原因となる心臓、肺の専門的検査を行った結果、約40人にがんなどを含む急性疾患が見つかったことが分かった。
「息切れ外来」は、医師、理学療法士、栄養士がチームを組んで対応。老化とあきらめがちな歩き方、歩く姿勢を特殊な３Ｄの機械を使用して評価し、その評価をもとに心肺機能を高めるトレーニングを６カ月実施。トレーニングが完了した42人のうち、６分間、できるだけ速く、長い距離を歩く「６分間歩行距離」の結果、半数が20ｍ以上改善され、歩行速度も約１・２倍になるなどの成果がみられた。同センターの福井和樹副院長は「受診者の平均年齢が77歳なので、現状維持でも十分と思っていたが、改善されることが証明できた」と話す。
中には、「サルコペニア（加齢等で筋肉が急激に減ってしまう状態）」の87歳の男性が、自宅でエアロバイクを続け、栄養補助食品を摂取するなどした結果、歩行距離・速度とも大幅に改善。「栄養と運動が大切。息切れするからどこまで運動していいのか分からないという方も検査をし、専門家のアドバイスで安心して運動に取り組めることが成果につながるのでは」と福井副院長。
11月13日には、健康診断の再検査のための「胸部レントゲン・心電図異常外来」を開設。詳細は同センターＨＰで確認を。■取材協力／県立循環器呼吸器病センター【電話】０４５･７０１･９５８１
神奈川県立循環器呼吸器病センター
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神奈川県横浜市金沢区富岡東6－16－1
TEL:045-701-9581
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