磯子工業高校レスリング部の岩崎和志さん(3年)が、12月に開かれる「天皇杯 全日本レスリング選手権大会」に初出場する。
小学1年生でレスリングを始めた岩崎さん。9月に鹿児島県で行われた国民体育大会(国体)に出場すると、少年の部グレコローマンスタイル125kg級で優勝した。
高校ではインターハイ3年連続出場、アジア大会出場などの実績を残してきたが、全国規模の大会での優勝は初めて。今回の国体では過去に一度も勝てなかった相手を決勝で下し、頂点に立った。岩崎さんは「作戦がうまくいった。レスリング人生で一番うれしかった」と振り返る。
大舞台で自信を
全日本選手権は、大学生や社会人も含めて日本一を決める大会。高校生で出場できるのは、国体やインターハイなどで優勝した選手に限られる。
「一つでも多く技を決め、点を取り、勝ちたい。そうすれば、今後競技を続けていくための自信にもつながる」と岩崎さん。大学進学後も見据え、大きな舞台に挑戦する。全日本選手権は12月21日から24日にかけて、国立代々木競技場第二体育館=東京都=で開催される。
教諭は世界王者
レスリング強豪校として知られる同校。生徒はもちろん、指導する教諭も活躍している。
代表顧問・監督の古里光司教諭(41)は、10月にギリシャで開かれた「世界ベテランズ選手権」へ出場。41―45歳部門の70kg級で優勝し、2017年に続き2度目の世界王者になった。
岩崎さんについて「この半年で特に力がつき、失点をしないレスリングができるようになってきた。全国優勝するまで成長してうれしい」と古里教諭。大舞台に臨む教え子に「チャレンジャーとして頑張ってほしい」とエールを送った。
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