今年のプロ野球ドラフト会議で横浜DeNAベイスターズから5位指名を受けた石田裕太郎さん(中央大学4年)が12月5日、母校である磯子区の屏風浦小学校(市岡直也校長)を訪問した。
屏風浦小、森中学校出身の石田さん。静清高校=静岡県=を経て、中央大へ進学し投手として活躍した。この日は夢へ向かって取り組んできた思いなどを児童たちに語ってほしいと、学校側から石田さんに来校を依頼して訪問が実現。石田さんは体育館で行われた朝会の場で、全校児童約600人を前に小学生時代の話などを語った。
石田さんは市岡校長の案内で体育館に登場すると、冒頭で「自分も屏風浦小学校の出身で、練習をいっぱい頑張ってプロ野球選手になれました」とあいさつ。その後、児童からのインタビューに応じ、小中時代は学校近くの中原公園でよく練習していたこと、小さい頃からベイスターズファンだったといったエピソードを披露。目標を問われて「日本代表で活躍すること」と答えると、大きな拍手が起こった。
朝会の最後で石田さんは「プロ野球選手になれたのは、夢を一度も忘れることなく野球を続けてきたから。みんなも夢に向かって頑張ってほしい」と児童たちに呼び掛けた。
恩師もエール
石田さんは屏風浦小3年の時に、少年野球チーム「森ファイターズ」で野球を始めた。10日には同チームの練習を訪れ、子どもたちと交流した。
かつて指導した同チームの清見宏代表によると、小学生当時は体が細かったものの、教えたことをすぐにできるようになるなど、石田さんに対して野球のセンスを感じていたという。清見代表は「大学最終戦はすごいピッチングだった。プロになれたのはきっと、努力を積み重ねてきた結果。頑張ってほしい」とエールを送った。
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