市政報告【6】 「お悔やみ窓口」のモデル開設 公明党横浜市会議員 たけだ勝久
「お悔やみ窓口」とは、亡くなった方や御遺族の状況に応じて必要な手続きをお調べし、申請書作成の補助や窓口案内等を行う役所の専用窓口のことです。
身内が亡くなった際の行政手続きは、戸籍課や保険年金課、高齢・障害支援課など複数課にまたがり、該当する窓口を一つ一つ回り、毎回同じ話を切り出して書類を書いたり、役所内を行ったり来たりするなど、煩雑で大変です。故人が利用していた行政サービスを把握していない場合は、必要な手続きや持ち物が分からないケースもあり、更に重い負担がのしかかります。
大切な人を亡くし、落ち込んでいる時に慣れない手続きを行う御遺族に寄り添い、負担を軽減するために、公明党横浜市議団はお悔やみ窓口の設置を一貫して推進してきました。
そして今年1月30日から鶴見区・瀬谷区をモデル区として、お悔やみ窓口が試行的に開設されたことから、このほど公明党市議団として鶴見区役所のお悔やみ窓口を視察しました。
手続きの負担軽減
窓口では、事前に御遺族から聞き取った故人の情報をもとに必要な手続きを窓口担当者が調べておき、来庁当日に申請書類の作成を手伝い、各窓口にご案内をします。複雑な国民健康保険や年金などの各種手続きがスムーズになり、大幅な時間短縮と負担軽減につながっています。開設前は区役所で半日、さらに2〜3度来庁が必要など時間がかかりましたが、現在の窓口での所要時間は平均20〜30分で、すごく助かったと喜ばれています。
また、生前のうちに手続きの確認をしておきたいと来庁された高齢夫婦のご相談にも対応するなど、窓口の設置がさまざまな方の安心につながっています。窓口では1日に4組の枠を設けており、インターネットや電話で事前に予約する仕組みです。
今後は、市内全区での導入を目指し、さらなる負担軽減に向けた窓口の機能拡充を図ってまいります。そして、このお悔やみ窓口をステップとして、終活支援の充実に取り組んでまいります。
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