東日本大震災の被災者を応援しようと4月1日、人気グループ「ダ・カーポ」が、横浜市の一時避難場所となっているたきがしら会館を訪問し、ミニコンサートを行った。
会場となった会館ロビーには、小さい子どもから高齢者まで、被災者や支援者、地域住民、関係者など約100人が集合。立ち見も出るほどの人が、会場を埋め尽くした。
林文子市長が挨拶を行った後、早速コンサートがスタート。節電を考慮し、マイク以外全てアコースティックで行われた公演では、ヒット曲「結婚するって本当ですか」のほか、「花の街」「花」「上を向いて歩こう」「ふるさと」といった名曲など全6曲を歌い上げ、観客たちは一緒に合唱したり、手拍子をしながら、3人の美しい演奏と歌声にしばし心を和ませていた。
公演途中のトークでは、被災地である石巻市の住民から事務所に届いたEメールを紹介。ラジオで災害情報を聴こうとスイッチを入れたラジカセのCDから、「野に咲く花のように」が流れ、繰り返し聴いているうちに涙が止まったというエピソードを披露すると、会場からは大きな拍手が沸き起こった。
メンバーは「今、不足しているのは電力ですが、音楽も違った形でエネルギーになると思う。このエネルギーが少しでもみなさんの力になれば嬉しい。みなさんがまずは元気で、そして早くふるさとに戻れる日がくることを願っています」と話した。また、林市長は「とても温かいコンサートで、本当にみなさん喜んでいた。ありがたい」と語った。
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