磯子図書館(本多俊雄館長)は11月3日から4日にかけて、ぬいぐるみが図書館で一夜を過ごす「ぬいぐるみのとしょかんおとまり会」を開催する。子どもたちに本や図書簡に親しみを感じてもらうことを目的に、はまっこ読書の日に合わせて実施するもので、横浜市内では初めてとなる。
本への親近感を
企画では初日となる3日に、事前に申し込んだ幼児と小学生が、自分のお気に入りのぬいぐるみを持参して図書館でのおはなし会に参加。終了後、子どもたちはぬいぐるみを図書館に預けて帰宅する。
図書館に宿泊したぬぐるみは、図書館で読書を楽しんだり、館内で仕事をしたりしながら一夜を過ごすという想定のもと、ぬいぐるみそれぞれの読書風景や仕事ぶりを写真撮影。翌日、ぬいぐるみを受け取りにきた子どもたちには、活動の様子を収めた写真アルバムを手渡し、ぬいぐるみが持ち主のために選んだ本を貸し出す。
実際には3日の図書館閉館後、磯子で活動する写真同好会・いそ亀のメンバーが、館内での写真の撮影とプリントを担当。同時に、図書館職員がそれぞれの子どもの年齢や好みに合わせて、貸し出しをする本の選定を行う。
図書館では「子どもたちの想像力を高めるとともに、図書館や本への親しみを感じてもられば嬉しい。また、図書館の貸し出しカードを持っていたない子に新規登録してもらうきっかけにもなる」と話す。
即締切の人気
このようなぬいぐるみを使ったおとまり会の企画は、比較的予算をかけずに図書館の認知度向上を図れることから、アメリカの公共図書館ではポピュラーな行事として各施設で実施されている。
国内では東京・立川市や大阪・枚方市など数例の実施があるが、どこも好評だったという。
今回の磯子図書館では、幼児を対象とした部と小学生を対象とした部の2回、おはなし会を実施。各回15組の定員枠で10月20日に募集を開始したところ、翌21日の朝には定員に達する人気となっている。
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