東日本大震災では多くの人が被災し、今なお自宅に戻れない人も多数に上る。
区内でも震災直後から、多くの区民や団体、商店街などが被災地支援に取り組み、今なお継続的に活動を行っている。
プララ杉田専門店会(佐藤祐治会長)などでは昨年5月から、宮城県気仙沼市で津波の被害にあった南町商店街を支援している。役員らが数回にわたって現地を訪問。要請のあった夏服や食器などを住民から募り、現地に届けた。また、3月10日、11日には「気仙沼応援市」を開催する。
杉田劇場(中村牧館長)は、ベルリン・フィルハーモニー弦楽五重奏団と協力し、チャリティーコンサートを開催。売上全額を、気仙沼市に作られた子どもと文化のためのコミュニティ拠点「cadocco(カドッコ)」の設置費用として寄付した。その後も交流は続いており、今年8月には現地の夏まつりに杉劇リコーダーずが出演する計画も進んでいる。
今年2月には、住民有志による横浜杉田気仙沼応援隊(山口昭代表)が結成された。応援隊では現地企業が製造しているフカヒレスープを仕入れ、区内のイベントなどで販売して被災企業を支援。売上の一部は、現地水産業の再生を応援する義援金に充てられる。
横浜磯子ロータリークラブ(成田薫会長)では義援金送金のほか、会員4人が2月、福島県川俣町の仮町舎を訪問。ワンボックスカー1台と、会員企業である日清オイリオ、サカエヤなどから提供された食用油、日用品などを寄付した。
そのほかにも、個人、団体を問わず、多くの支援が今も続けられている。
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