横浜磯子ロータリークラブ(成田薫会長)の例会が3月8日、ホテル横浜ガーデンで行われ、若年性がん患者支援団体「STAND UP!!」のメンバー、福田康介さんがゲストスピーカーとして講演を行った。
同団体は、30歳未満のがん患者の支援を目的に、2009年に結成された組織。メンバーの多くは、小児がんや若年性がんでの闘病経験を持っている。福田さん自身も、大学に入学した直後の2009年に血液のがんとも言われる急性リンパ性白血病を発病し、約1年間入院生活をしていた。
福田さんは発病から入院、治療、そして兄から骨髄移植を受けたことなどを振り返りながら、「辛いときは、ちゃんと辛いと言葉にすることが大切。そうすることで、家族や友人との絆も強まる」と話した。
また、若くしてがんを経験した人は、復学や就職、恋愛、結婚などに対して大きな不安や心配を抱えていることを説明。「経験者同士にしか共有できないこともたくさんある。会として、孤独になりがちな仲間たちが集える場所を作り、サポートして行きたい」と語り、会への支援を呼びかけた。
講演後には成田会長から団体に、寄付の目録が手渡された。
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