磯子区は新年度の事業として、4月から省エネナビの無料貸出を開始した。
省エネナビとは、家の分電盤に取り付けることで、電気の使用量をリアルタイムで表示する機器。その瞬間の使用量だけでなく、1日や1ヵ月単位での使用量やそれに伴う二酸化炭素の排出量も表示することができる。また、事前に目標消費量を入力しておくと、その数値を超えた場合に赤色のランプが点灯する設定も可能になっている。
区では2010年度にモデル事業として、区内14世帯に機器の貸出を実施。そのうち8世帯で、電気使用量が前年同時期を下回った。また、利用者からは、保温を極力使わない習慣がついたなど、意識面での効果もあったという。担当の区区政推進課ではその結果を踏まえ、日々の電気使用量を「見える化」することで、日々の節電や地球温暖化防止といった意識の向上などに繋げたいとしている。
夏の節電効果にも期待
貸出の対象は、区内在住の個人や団体などで、貸出個数は20台。1ヵ所につき1台、最長3ヵ月間まで使用できる。利用料金は無料だが、使用後に感想などアンケートへの協力が必要となる。担当課は「特に今年の夏は、昨年と同様に節電が必要になると予測される。取り付けは分電盤のコードにクリップ状の端子を挟むだけで、工事などは必要ない。設置が不安な場合は、職員が取り付けに行くので、ぜひ利用してほしい」と話している。
申込み、問合せは、同課【電話】045・750・2331、【FAX】045・750・2533まで。
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