意識を失い線路に転落した女性を救助したとして10月11日、区役所で救助活動を行った区職員5人への感謝状の贈呈が行われた。
今回、表彰を受けたのは、区地域振興課の名木斉課長と、同課の大山尚久さん、大屋将佐さん、三上剛さん、安友沙織さん。
5人は10月1日午後5時43分ごろ、磯子駅下り線ホームから20代の女性が線路上に転落する場面に遭遇。名木課長たち男性4人は電車が来ないことを確認するとすぐに線路に降り、意識を失っている女性を安全な海側の貨物線用線路まで移動させた。また、安友さんはすぐにホーム上に設置されている非常停止ボタンを押下。1分40秒後に磯子駅に到着予定だった下り電車は信号を受け、ホームから300mほど手前で停止した。転落した女性は軽症で、すでにケガも回復している。
表彰式には、磯子消防署の島村彰久署長とJR磯子駅の中村博信駅長が出席し、それぞれ感謝状を手渡した。一番最初に線路に降りた大屋さんは「大きな音がして、とっさに救助に降りた」とコメント。名木課長は「落ちた方が助かってよかった」と話した。
応急処置の看護師にも
翌10月12日には、転落した女性の応急処置を行った看護師にも、中村駅長から感謝状の贈呈が行われた。
表彰を受けたのは、磯子中央病院勤務の奥津陽子さん。奥津さんは通勤途中に事故が起こった現場に遭遇したもので、「仕事柄、体が勝手に動いた。いつも利用している駅から感謝状をいただけて嬉しい」と感想を語った。
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