横浜市消防局はこのほど、県の津波浸水予測区域の見直しによって、新たに浸水対象区域内となった市内10カ所の地域防災拠点について、その代替拠点を指定したと発表した。区内では森東小学校が該当し、磯子工業高校が津波代替拠点となる。
東日本大震災の発生を受け、津波による浸水範囲を再検討していた県は2012年3月、これまでよりもより高い津波が来ることを前提とした、新たな津波浸水予測区域の指定を行った。この想定では、地域防災拠点の森東小学校も津波被害を受ける可能性が発生。これを受け市では、その代替拠点の検討を行ってきた。
これまでは、地震が起こり津波警報が発令された際には、まずは海抜5m以上の高台か、鉄筋コンクリートまたは鉄骨鉄筋コンクリート造の丈夫な建物の3階以上へ避難し、警報解除後には各地区指定の地域防災拠点に避難する流れとなっていた。今後は警報解除後、森東小の被害などを確認し、使用可能であればそのまま避難。浸水などで不可能な場合は、磯子工高へ避難する形となる。
地域防災拠点には、食料や水、毛布、簡易トイレ便座、トイレットペーパー、紙おむつなどが配備されている。代替施設は現行施設が使用可能な場合は開放されないため、森東小が使用可能なときは、磯子工高は開放されない。
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