久良岐能舞台で5月29日、磯子区文化協会演劇部「朗読の会 あ・うん」による「朗読のつどい」が行われた。日々の練習を通じて磨きあげられた一つひとつの作品に、会場に集まったおよそ60人の観客たちが聞き入った。
発表されたのは、作家・伊集院静作のエッセイ「旅行鞄にはなびら」や、文化人類学者のアリス・マクレーラン作の絵本「ことりをすきになった山」、作家・山本周五郎作の「春いくたび」を含む8つの作品。部員がストーリーに合わせた衣装をまとったり、発表に音楽を組み込んだりと、工夫を凝らした演出が、それぞれの作品の雰囲気を引き立たせていた。会場では、演目が終わるごとに拍手が鳴り響いていた。
また、浪曲「ご存知!次郎長外伝」では、江戸っ子の軽快な語り口が表現され、観客を作品の世界に引き込んでいた。所々には近年の流行語が織り交ぜられ、会場の笑いを誘った。
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