いまどきの子育てに関心 祖父母向け講座に23人
棒田さんの講義に耳を傾ける参加者たち
磯子区役所で11月26日、「育じい育ばあ 楽しむ孫育て講座」の第１回が開催された。これは、最近の子育て事情を知り、祖父母世代が持つ豊かな知恵と経験を、孫との関わりの中で活かしていくための講座。会場には、幼稚園や小学校に通う孫を持つ参加者23人が集まった。
まず、参加者同士が自己紹介を行い、その中で孫の話になると、互いに頬を緩ませていた。
この日は、ＮＰＯ法人孫育て・ニッポンの棒田明子理事長が講師を務め、いまどきの子育て・子育て世代への寄り添い方について講義。核家族や共働き世帯の増加によって、子どもが成長過程で出会う大人が減った、褒める育児の推奨や近所の目が気になり、子どもを叱れないなど、子育て世代が抱える不安について説明した。
また、テレビ漬け、乱れた食生活といった、いまどきの子どもの特徴も紹介。講師は「昔の遊びや郷土料理など、孫たちが知らないこと、できないことを教えてあげて」と参加者に呼びかけていた。
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