磯子消防署(島村彰久署長)、消防団(横田秀昭団長)、火災予防協会(黒川順吉会長)が主催する「磯子防災講演会」が3月6日、杉田劇場で開催された。
春の火災予防運動期間に合わせ、東日本大震災の教訓風化防止などを目的に行われた。
会場では冒頭、被災地のカメラが録画していた大震災発生時からの映像を5分間にわたり投影。傾いたビルや押し寄せる大津波と火災、廃墟となった街並みなどが映し出され、来場者たちは改めて3年前のあの日の記憶を思い起こした。
その後、金沢区在住で海洋研究開発機構横浜研究所で大地震発生のメカニズムなどを研究する木戸ゆかりさんが登壇。自身が乗る地球深部探査船「ちきゅう」の紹介やその研究結果から見えてきた地震の仕組みなどを解説した。また、青森県八戸港で「ちきゅう」乗船中に被災し、何度も押し寄せる津波で湾内を漂った出来事も語り、改めて地震への備えを訴えた。
島村署長は「減災への備えに取り組んでいきましょう」とあいさつした。
磯子区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|