緑ヶ丘高生徒 90周年でキャラ発案 校風反映「みどなりくん」に
昨年、創立90周年を迎えた県立横浜緑ケ丘高校(中区本牧)はこのほど、その記念キャラクターに「みどなりくん」を決定した。手がけたのは2年生の高瀨みゆきさん。今後、記念誌などに掲載されるなど、同校をアピールする予定だ。
イメージキャラクターは昨年12月に、同窓会と保護者会、学校の3者で組織される90周年事業の実行委員会が、全校生徒を対象に募集、締切の1月末には59作品が寄せられた。その中から実行委が3つに絞り、2月中旬に生徒による決選投票を実施。「みどなりくん」が全642票の内、6割におよぶ386票を得て決まった。
自身も同校の卒業生である小島淳子副校長は「現役の生徒にも90年の歴史を一緒に感じて欲しい。主役は生徒です」と、生徒にキャラクターづくりを委ねた理由を説明した。
外見は、校章をモチーフにした耳や単語帳を頭に載せるなど「緑高生」をイメージ。また、好きな言葉は「文武両道」で、明るく礼儀正しい性格など詳細まで作り込んでいる。
制作した高瀨さんは、高い支持を得たことについて「キャラクターの設定をしっかりしたことが、評価されたのでは」と話していた。現在、女の子の「みどりん」も制作中だという。
高瀨さんは、中学生の頃、美術部に所属しており「絵を描くのが好き」。今回の応募については「自分の作品が記念に残るものになればと思った」と話した。
90周年を記念し、同校では2013年度と14年度にわたり音楽祭や記念誌づくりなどの事業を展開する。また、一部校舎の建替えが行われており、それに伴う備品などの充実化を目的に、卒業生や保護者を中心に募金も受付けている。
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