岡村の久良岐能舞台で９月６日、同施設が所蔵している能装束の公開展示が行われた＝写真。
イベントは毎年この時期に実施されているもので、地域住民や能に関心を持つ人たちが様々な装束を見学する機会を作るとともに、それぞれの衣装に風を通し、虫くいや破損、汚れなどがないかの点検も兼ねている。
館内では、能舞台や観客席を取り囲むように、約30点の装束や袴などがずらりと並んでいた。また、装束の修復などを専門とする共立女子大学の田中淑江准教授による講演や、能楽師が観客の前で着付けを実演する催しも。訪れた人は「着ている姿は舞台でよく見ていますが、静止状態でじっくり見られる機会は少ない。とても見ごたえがありました」と感想を話した。
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