磯子区役所で2月16日、沿岸に事業所がある企業や区内で防災活動に取り組むボランティアを対象とした防災講演会が開かれた。
当日は、約65人の参加者が会場に集合。東日本大震災で被災した宮城県石巻市の石巻ガス(株)の代表取締役青木八州さんや、岩手県釜石市立釜石小学校の渡邉真龍元校長が講演を行った。津波被害から地域や人、企業を守るための教訓について話した。
青木さんは、被災した企業の立場から「会社の再建には莫大な費用が必要。事業者は普段から災害時の保険や補助金の制度について、知識を備えておくことが大切」と説明。渡邉さんも、釜石市内の小中学生が津波から無事避難した”釜石の軌跡”について「奇跡ではなく、普段から訓練を繰り返し行っていた実績」と話すなど、日頃からの災害への備えの大切さについて伝えていた。
講演の参加者は「実際に大震災を経験した方の話を聞ける機会は重要。今日聞いた話を参考にして、防災の取り組みにつなげていきたい」と話した。
磯子区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|