久良岐能舞台(黒岩忠臣館長)で5月6日、能楽入門ワークショップが開かれた。一般に敷居が高いと思われがちな能の世界を身近に感じてほしいと同施設が企画。区民ら110人が参加した。
第1部では、「喜多流」「観世流」「金春流」「宝生流」のプロの能楽師が、それぞれの流派の歴史や特徴などについて説明した後、謡(うたい)や仕舞(しまい)の実演が披露された。抑揚のある独特の発声や、力強く気迫のこもった舞いに、会場からは感嘆の声が上がった。
また、参加者が能楽師の指導のもと、祝言歌として知られる「高砂」を実際に謡ったほか、仕舞の体験会なども行われた。金沢区から来た女性(65)は「仕舞はそんなに動いていないように見えるが、実際にやると全身を使っていることがわかった。思った以上に大変でした」と話した。
第2部では、囃子の講座も行われ、参加者が実際に鼓などの演奏を体験した。
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