不登校やひきこもりなどで悩む若者を支援する区内の民間団体「K2インターナショナルグループ」は、8月21と22日に「なりゆき祭」を開催した。同団体がこれまで行ってきた活動を振り返るとともに、今後の支援について来場者と考えた。
21日には、西町にある県薬業会館でオープニングセッションが行われ、金森克雄代表は「27年前にスタートした若者支援。多くの人の支えでここまでやってくることができ感謝している」と参加者の前であいさつ。交流のある韓国ソウル市のパク・ウォンスン市長からビデオメッセージが送られ、会場に映し出された。
また、放送大学副学長の宮本みち子氏が「若者政策を提言する」と題した基調講演を実施=写真。若者支援が始まり10年がたった現状を紹介し、20歳未満の失業率が高い雇用の問題や、学校教育が終わってしまうと社会関係が断ち切られ、支援が受けにくくなるといったことを指摘した。
解決策として宮本氏は、若者支援を一時的なもので終わらせないことや長期的な視野での社会投資が必要と訴えた。
22日には、日本と韓国の若者支援団体がフォーラムを開き、若者支援の課題や対策などについての話し合いも行われた。
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