区内を中心に読み聞かせ活動を行う、朗読と表現の会「だんかぽん」が3月4・5日に朗読会「わたしの好きな歌」を杉田劇場で開いた。
代表の五十嵐裕子さんを中心に10人が好きな歌の歌詞を「詩」として来場者の前で読み上げた。松谷みよこ作「三途の川のばばさ、後家入り」などのほか、今回は東日本大震災で被災した当時小学5年生の少女が震災翌日に書いた詩も朗読された。津波によってテレビやゲーム、家など全財産が流されたことが読み上げられると、来場者は真剣な表情で聞き入っていた。
五十嵐代表は、これまで25回にわたり被災地の陸前高田を訪れ、保育園などで読み聞かせを実施。昨年10月には会でも被災地を訪問しボランティア活動を行ってきた。
「被災者から『何回も来てくれる人は少ない』と言われた。今回の朗読会で被災少女の言葉を伝えたかったのも、風化させてはいけないという思いから。また、今年も被災地支援を行っていきたいと思う」と会を振り返るとともに、今後について語った。
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