上中里町にある建設会社・(株)太陽住建の河原英信会長ら「かながわ元気エネルギー実行委員会」が、東日本大震災の原発事故で被災した福島県の子どもたちに横浜の水辺での遊びを楽しんでもらおうと企画した「かながわ元気エネルギーキャンプ」が3月24日から26日、市内各所で行われた。
キャンプには福島県浜通り地区の児童11人が参加。横浜銀行アイスアリーナ(神奈川区)でのスケート体験や横浜の有名シェフらとの料理体験、みなとみらいでのシーカヤックなど、横浜の魅力を堪能するプログラムを楽しんだ。26日には大岡川桜桟橋からボートで河口付近までを散策。力を合わせてパドルを漕ぎ、街の雰囲気や港の潮風を感じていた。参加した児童は「横浜に来て海で遊べて楽しかった。みなとみらいでカヤック体験ができたのが面白かった」と振り返った。
同キャンプはアイスアリーナの屋根に設置した太陽光パネルによる売電収益と活動に賛同する市内の企業・団体、市民によるクラウドファンディングの協賛金によって運営された。河原会長は「震災前、海と身近な生活を送っていた福島の子どもたちがキャンプを通じて横浜の海に触れられて良かった。今回が初の活動となったが、本当の意味での復興に向けて、今後も活動を継続し、太陽エネルギーが担う取り組みとして大きなうねりを作っていければ」と話している。
磯子区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|