日ごろから親子や子ども向けに開催されているおはなし会を大人にも楽しんでもらおうと、磯子図書館(齋藤満館長)で4月3日、「おとなが楽しむおはなし会」が開催された。
毎年行われている同イベント。6回目となったこの日は、区民など約30人が参加した。
催しには、市内の読み聞かせ団体の草分け的グループである「よこはまおはなしの会」のメンバーらが協力。読み手として、訪れた大人たちの前で昔話の絵本『いっすんぼうし』や、グリム童話『七わのからす』、現代の民話『庄内浜のはなし』といった9つの作品を披露した。
読み聞かせが行われたグリム童話の『おいしいおかゆ』は、食べ物に困った親子が、呪文を唱えると粥が炊ける古ぼけた鍋を手に入れる物語。講師が巧妙な話し口で作品を読み上げると、参加者たちはストーリーに夢中になりながら、絵本の世界へと引き込まれていた。
イベントに参加した人たちは「読み聞かせを聞くだけでも物語の世界に入り込むことができて驚いた。楽しい時間を過ごすことができて良かった」、「次回の開催があればぜひまた参加したい」など、口々に感想を話していた。
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