磯子消防署によると、8月の熱中症による救急搬送は9件で、前年の15件を6件下回ったことがわかった。
気象庁のデータでは、今年8月の平均気温は27・2度。昨年より約3度低かった。34度を超えた日は昨年が6日間だったのに対し、今年は9日の一度のみ。磯子消防署の担当者は「今年は暑かった昨年を下回る気温だったことも多少影響しているが」と前置きしたうえで「年々、皆さんの熱中症に対する意識が高くなってきており、事前の対策をする人も増えてきたのが要因では」と話す。
消防署で独自対策
磯子消防署は、今年から独自の熱中症対策を講じてきた。その一つが消防署の1階を休憩処として開放。担当者によると、子どもたちの利用が多かったという。また、消防署2階にその日の予想最高気温を知らせたボードを掲示。通りすがりの人などに気温を知ってもらい、熱中症を常に意識してもらう取組を行ってきた。
「9月もまだまだ暑い日が続く見込みですので、塩分の摂取や水分補給、適度に休むなど、熱中症への対策を意識して頂きたい」と消防署の担当者は注意を呼びかけている。
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