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港南区・栄区版 公開:2018年1月18日 エリアトップへ

栄区 全国でも稀有な囲碁人気 日本棋院が普及会に感謝状

文化

公開:2018年1月18日

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感謝状を受け取り、記念撮影(12月24日あーすぷらざ)
感謝状を受け取り、記念撮影(12月24日あーすぷらざ)

 囲碁の世界で栄区が一目置かれる存在となっている――。囲碁の普及に貢献したとして日本棋院が先月24日、栄区囲碁普及会に感謝状を贈った。区内には囲碁に関連した組織が4団体あり、それぞれの目的やレベルに合わせて数多くの愛好者らが囲碁を楽しんでいる。全国でみても稀有なエリアだという。

 「私たちが単独でいただいたものではない。先輩方やこれまで囲碁の普及に活動されてきた方の積み重ね。今は過渡期で次の世代へ引き継ぐことも必要。良い影響になるといい」と話す同会の牧野博会長。

 栄区では1986年に「栄区囲碁連盟」(現会員数約140人)が発足。その後、2001年に「栄区囲碁普及会」(同約110人)が設立され、05年に「楽碁会」(同約210人)、07年に「日本棋院横浜栄支部」(同約230人)が相次いで設立された。4団体とも企画運営の全てをボランティアで支えている。

 複数の組織に重複して所属する人も多く、区民大会の運営や級位を持つ人同士の対局の場、指導の場といった役割を各組織が分担、協力し合いながら囲碁の愛好者を増やしている。同支部は日本棋院の全国の支部中で会員数が2番目の規模を誇るという。

 今回、感謝状を受けた同普及会は、囲碁愛好者のすそ野を広げようと、区内で囲碁教室を開講し、区内の小学校に講師を派遣している。定年退職したシニアに加えて、子どもや主婦の会員も多く、囲碁を楽しみながら学ぶ場ともなっている。

 日本棋院の普及事業部の担当者は「栄区は指導者になる人が全国でも特に多い。指導者がまた次の指導者を生んでいる。稀有なエリアだと思う」と話す。

 栄区で囲碁が普及してきた要因について牧野会長は「(栄区で宅地が造成された時期に)団塊の世代のサラリーマンがたくさん住むようになった。この世代の楽しみとして囲碁が広がったのではないか」と分析。「これからは地元の子ども会やシニアの連合などとも連携して発展させていきたい」と話している。

 同普及会への問い合わせは三箇豊さん(【電話】045・892・9307)。
 

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