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港南区・栄区 トップニュース社会

公開日:2020.04.23

株式会社クラシード
港南区にマスク1万枚
保育・幼稚園などで活用

  • マスクを寄付する倉田代表取締役(右)と今冨区長(左)

  • 寄付されたマスク1万枚(2500枚×4箱)

 港南区に本社を置く株式会社クラシード(倉田実夫代表取締役)が14日、新型コロナウイルス感染症予防策としてマスク1万枚を港南区役所に寄付した。感染症対策に関して企業から寄付があったのは港南区では初めてのケース。区内の保育所や幼稚園などで活用されるという。

 同社は1988年に創業し、上大岡西のゆめおおおかオフィスタワー内に本社を置く。スマートフォンや携帯電話などの移動体通信機器や関連商品の販売のほか、観賞魚の輸入・卸、釣り堀、フィットネスジム、飲食店など幅広い事業を手掛けている。

 同社の代表取締役の倉田さんには「多くの事業を手掛ける中で地域の人たちに長年お世話になっている。地域があってこそ私たちが成り立っている。何か地域に還元できないか」という思いがあったという。

 今回のマスクの寄付は、熱帯魚の輸入を通じて海外の企業からマスクを大量輸入できるルートを確保できたことから実現した。

 港南区役所によると、区内には保育所と幼稚園、放課後児童クラブが計100カ所あり、各施設に100枚ずつ配布するという。港南区の今冨雄一郎区長は「港南区のために活用いただきたいという温かいお申し出に対し、感謝の気持ちで一杯。有効に使わせていただきたい」と話した。

 同社は関連企業がある寒川町にも9日、マスク1万枚を寄付したほか、自社で精製した消毒用の次亜塩素酸水180リットルを贈った。

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