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高齢者施設などで利用者の話し相手となるなど傾聴活動を続けている栄区の「ミミバジル」がこのほど、オンラインでの傾聴活動を始めた。コロナ禍で直接面会することが難しい中、画面越しの温かな交流が再開した。
「お久しぶりです。お元気そうですね」。そう言って画面に向かって笑顔で手を振るのは、栄区の傾聴サークル「ミミバジル」事務局長の白川正信さん。今年1月から始めた「オンライン傾聴会」は3月9日の開催で4回目を迎えた。
栄区社会福祉協議会の団体交流室に設置されたパソコンはインターネットで高齢者施設と繋がっており、この日はグループホームひかり横浜戸塚(戸塚区柏尾町)の利用者がモニターに映し出されていた。
お互いにカメラの前に座る人が変わると、今度は出身地の話から趣味の話まで、和やかな交流が続いていた。
施設へ入れず活動中断
ミミバジルは2013年から、豊田地域ケアプラザで傾聴講座を受けたメンバー7人で活動してきた。高齢者施設を訪問し、話し相手になるなどして傾聴活動に取り組んできたが、昨年2月以降はコロナの影響で施設への立ち入りができなくなり、活動は中断していたという。
だが、高齢者施設のアンケートでオンラインでの傾聴にニーズがあると知り、昨年12月からZoomの勉強会などを行って実現に漕ぎつけた。
施設側からは早速、「皆さん喜んでおり、お話を聞いて頂けることが嬉しいようです」との声が届いているという。白川さんは「顔を見ながら話せるのはいい。ご家族がいる方はまだいいが、身寄りのない方などはこのコロナ禍でどうしているか心配だった」と思いを語る。
一定の手応えを感じつつも、白川さんは「こういうのが苦手な人もいると思う。施設内で良さが知れ渡って、話してみようかなと思ってもらえたら嬉しい」とした。
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