(株)さくら住宅代表取締役会長で横浜本郷ロータリークラブ48代目会長の 二宮 生憲さん 栄区桂台東在住 74歳
「会社は社会の公器」
○…横濱タウン新聞発行の故・池下高志氏の紹介でロータリーに入会。2010年、2017年に続き、3回目の会長職となる。新型コロナウイルス感染症への対応力を高めるなど5つの活動計画を示した。その上で「どこでどのように使われたのかが分からない寄付はやめよう」と本当の意味での奉仕活動を具体的に実行する決意だ。
○…30年近い住宅業界の経験を生かし、桂台西にさくら住宅を50歳で立ち上げた。テレビ東京『カンブリア宮殿』などのメディアで取り上げられる有名企業に。社員とその家族、仕入先と協力業者、顧客、地域住民、株主の「五方良しの経営」を実践し、リフォーム事業者表彰など受賞実績も多い。「待ってでもさくら住宅にお願いしたいという会社にしていきたい」と今後を語る。
○…愛媛県出身。検事を夢見て市ケ谷の法政大学夜間部(法学部)に入学。同郷の縁で割賦販売により商品を売る大和市の月賦屋で働きながら4年間通った。父親が結核で入院していたこともあり学費や交通費を稼ぐため日中は仕事、夜は勉強と二足の草鞋で踏ん張った。「金がないから必死だった」。当時の一般的な給料が2万円から2万5千円の時代にテレビを1台売ると1万円もらえ、10万円近い給料を手にしたことも。その後「1台5千円に減額されたけど」と好成績を残す学生営業マンだった。
○…会社は社会の公器である―。この言葉を胸に、「人を大切にする経営学会」の副会長も務める。コロナ禍で講演数は減ったが、働く姿勢や会社経営の神髄を全国各地で披露。「会社は社長個人のものではなく社員全員のもの。その地域に育てていただいているのだから地域に恩返しを」。会社もクラブも奉仕の心で歩んでいく。
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