柏陽高校軽音楽部
グランプリ大会出場へ
全国行き目指し奮闘

前列左から、大西（沙）さん、安藤さん、住友さん、曾根さん、大西さん、栗林さん後列左から、鈴木さん、小野寺さん、星野さん、松本さん、林さん、山口さん

　栄区の神奈川県立柏陽高校（井坂秀一校長）の軽音楽部「ＰＡＬＥＴＴＥ（パレット）」に所属する12人が、10月に行われる高校生バンドの祭典「第８回関東甲信越地区グランプリ大会」へ出場する。全国出場３校の切符を手にするため、12人は奮闘している。

　個性を融合

　柏陽高校軽音楽部は91人の部員が所属。音楽好きな12人が集まりパレットを結成した。女性７人、男性５人のグループ名の由来は、絵を書くときに使用する調色板「パレット」から名付けられた。「人数が多く、それぞれの個性を融合させてパレットで絵の具を使い絵を書くように演奏をする」と名付け親の小野寺蕎副部長はグループ名を表現する。

同点４位で通過

　全国高校軽音楽部大会「ｗｅａｒｅＳＮＥＡＫＥＲＡＧＥＳ」の関東甲信越地区動画予選会に８月、演奏曲を応募した。動画予選会には関東甲信越の１都９県から50校がエントリー（※20校がグランプリ大会へ進出）。ＬｉｔｔｌｅＧｌｅｅＭｏｎｓｔｅｒという女性ボーカルグループの楽曲『世界はあなたに笑いかけている』で予選会に挑戦した。「ボーカル５人の魅力を最大限に生かす楽曲で、明るく元気な私たちの姿で見ている人も笑顔にできれば」と曾根有利部長は話す。

　リズム、楽器アンサンブル、歌唱力、ボーカルアンサンブルのテクニック項目とプレゼンテーション、完成度の全体評価の項目で１００点中82点を獲得し、同点４位でグランプリ大会への出場権を獲得した。

上野で演奏

　グランプリ大会は10月９日（日）、上野駅徒歩圏内の飛行船シアターで行われる。有観客の予定。

　ベースの鈴木拓也さんは「夏休みの１カ月間を費やして１曲を練習してきた。この仲間と一緒に関東のステージで演奏できるのは一度きりなので思う存分暴れたい」と話し、キーボードの山口ももさんは「楽しんで笑顔になるような演奏をして関東を通過したい」と意気込みを語る。

　パレットの12人は以下のとおり（敬称略）。

　▽ドラム／大西沙音莉（リーダー・高２）▽ボーカル／安藤茉莉（高２）、住友こころ（リーダー・同）、曾根有利（同）、大西陽菜（同）、栗林優衣（同）▽ベース／鈴木拓也（同）▽ギター／小野寺蕎（同）、星野叶人（同）▽キーボード／林素毅（同）、山口もも（同）、松本照生（高１）