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港南区・栄区 文化

公開日:2023.01.01

「さかなクン」目指し奮闘中

  • 自身が収集した「鯛の鯛」の標本を持つ佐々木 蒼大さん 西本郷小6年生

    自身が収集した「鯛の鯛」の標本を持つ佐々木 蒼大さん 西本郷小6年生

  • 佐々木さんが作成した「鯛の鯛」図鑑より抜粋

    佐々木さんが作成した「鯛の鯛」図鑑より抜粋

 栄区小菅ケ谷に未来の「さかなクン」を目指す若者がいる--。

 総合海洋政策本部・国土交通省・日本財団が主催する「海と日本プロジェクト」。官民学が連携し海に関するさまざまなイベントを通じ、未来の世代に海を引き継ぐためのアクションの輪を広げていく取組だ。その一環である「全国子ども熱源サミット」に関東ブロック代表選抜として参加しているのが佐々木蒼大さん(西本郷小6年)。全国各ブロックから選ばれた20人が各々の海洋環境や生物に関する情報や意見を交換しており、3月にはその活動の成果を品川プリンスホテルで発表する。

 「あこがれの存在」と語るのは豊富な魚類の知識でテレビなどで活躍するさかなクン。「将来は魚類学者として、世界中の珍種や希少種を研究したい」と目を輝かせる。

きっかけは図鑑

 佐々木さんが海の生物に興味を持ったのは2歳の頃。母親が古本屋で購入した図鑑を読んだことがきっかけだ。そこからはひたすら海に関する書籍を集め続けながら、県内各所の水族館に足繁く通い、魚類や海洋生物の知識を深めた。集めた本は100冊以上で、中には読みすぎて背表紙が壊れてしまった図鑑も。

 その後、横浜・八景島シーパラダイスで行われた「シーパラこども海育塾」をはじめ、海や魚に関する数々のイベントに参加。2020年には同財団らが主催の「目指せ!第2のさかなクン”小さかなクン”コンクール」でオニヒトデをテーマにした研究が「海と日本プロジェクト賞」を獲得。その他、自身が書いたタコのイラストがTVCMに採用されるなど、活躍を続けてきた。

 現在は同プロジェクトでの活動に加え「鯛の鯛」と呼ばれる、硬骨魚類が持つタイに似た形をした骨の収集に力を入れている。収集した骨は30種類以上で、中には活動を通じて知り合った鮮魚店から譲り受けた珍しい魚種の「鯛の鯛」も。「これからももっと種類を増やしたい」

 魚の魅力は?との質問に「見てかっこいい、かわいい。食べても美味しく健康にもいい」と熱く答える。「魚の美味しさや凄さを広めて、魚を食べる人を増やしたい」。魚博士を目指す若き才能は元気よく夢を語った。

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