小田原・箱根・湯河原・真鶴 経済
公開日:2026.05.30
中東情勢、6割「影響ある」 小田原箱根商工会議所アンケートで企業回答
長引く中東情勢の混迷を受け、小田原箱根商工会議所は地域経済への影響に関するアンケート結果を発表した。原油をはじめとするエネルギー価格の高騰や物流の混乱を背景に、回答事業者の約6割がマイナスの影響を感じていると回答した。
調査は4月22日から5月1日にかけて、ホームページでの掲載に加えファクスやメールマガジン、SNS配信で約3300件の管内事業者に協力を呼び掛け、291社から回答を得た。
事業活動への影響について、「すでに大きな影響が出ている」(23・4%)、「多少のマイナスの影響が出ている」(36・8%)と回答した企業は全体の約6割に上った。「今後はマイナスの影響が見込まれる」とする回答も28・5%で、将来にわたり9割近い企業が事業への悪影響を懸念している結果となった。
具体的な影響(複数回答)では、「原材料・仕入品・部品の価格高騰」が193件で最多。次いで「原油・ガソリン・電力等のエネルギーコストの高騰」が165件、「原材料・部品・商品等の調達難、納期の遅延」が145件だった。
製造業や建設業では、ビニールなどの包装資材やシンナー、印刷用インキなどナフサ・石油由来製品の入手困難を訴える企業が多く、「調達状況によっては休業も視野に入れざるを得ない」という声もあった。小売業や飲食業では、仕入価格の高騰や商品不足などを挙げる回答が目立った。企業側が取り組んでいる対策(複数回答)としては、「販売価格への転嫁・値上げ」が161件で3割に上った。
国や自治体、商工会議所に求める支援(複数回答)を聞いた設問では、「固定費負担軽減への直接的な補助(電気・ガス・ガソリン代の補助金拡充)」が164件と突出して多く、「中東情勢やサプライチェーン・経済動向に関するタイムリーな情報提供」(92件)、「資金繰り支援」(86件)を求める声も多かった。
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