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公開日:2023.01.12

紙芝居一座さかえ
一般の部で優秀賞
原爆体験を作品に

  • 紙芝居一座さかえのメンバーら

  • 優しいタッチの絵

 栄区内を中心に活動する紙芝居好きの有志による団体「紙芝居一座さかえ(伊賀幸子代表)」は、このほど「第22回手づくり紙芝居コンクール 一般の部」で優秀賞を獲得した。大賞は逃したが応募数132点の内、入賞したのは同団体を含む9点のみという結果だ。

 紙芝居一座さかえは栄区民文化センターリリスで2009年に開かれた紙芝居創作講座の参加者有志が集まった団体で、現在は12人が活動。メンバーは月1回、栄区社会福祉協議会に集まり紙芝居の演じ方や脚本、絵などについて笠間在住の紙芝居研究家・実演家の森内直美さんを講師に招き勉強を重ねている。

「ピカドン」が題材

 今回応募した作品は「熊本からみえたピカドン」という作品。熊本県出身のメンバー、川崎展子さんの戦争体験を16枚の紙芝居で表現した。

 主人公の「のぶちゃん」は国民学校(小学校)1年生で太平洋戦争が始まったばかりの頃は普通に学校に通っていた。伊賀さんによると、作品を仕上げていく中で、川崎さんの記憶に加え、空襲や原子爆弾のことを図書館などで調べたという。絵は主にメンバーの加藤佐由里さんを中心に描いた。水性絵の具で下塗りをし、色鉛筆で仕上げた絵は優しいタッチで表情などが描かれている。

 代表の伊賀さんは「仲間に恵まれて本当にありがたい。この作品で子どもに平和の大切さを伝えていきたい」と話している。同団体は栄図書館や区内老人福祉施設等で紙芝居の出前などをしている。(問)伊賀代表【携帯電話】080・5056・8143

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