港南区港南台の杉浦紀子バトンスタジオ(杉浦紀子主宰)に所属する3選手が、8月9日からイングランドで開催されるバトントワーリングの世界大会に日本代表として出場する。平久井愛由さん(25)、齋藤晟さん(18)、榎将臣さん(13)の3人が世界の舞台で演技を披露する。
バトントワーリングは棒状の手具「バトン」を回転させる「トワーリング」という意味の競技。大会ではバトンの正確なテクニックやスピード感、身体表現の総合演技、エンターテインメント性等が評価される。3人が出場するのはイングランドで開催されるIBTF(国際バトントワーリング連合)世界バトントワーリング選手権大会。加盟39カ国が参加予定で、各部門のチャンピオンを競う世界大会だ。
節目の5回目
ソロトワール女子アダルト部門、アーティスティックペアシニア部門の2種目に出場する平久井さんは、在籍22年で今回で5回目の世界挑戦。2017年にはアーティスティックペアシニア部門で1位に輝いた実績もある実力者だ。ペアシニア部門には齋藤さんと出場する。
湘南信用金庫に勤める平久井さんは「20年以上続けてきたバトンと真剣に向き合いたい」と社会人でありながら練習に励み、世界への切符を手にした。「ソロは元気いっぱいに先生の教えを本番で発揮できるように演技したい」と話し「ペアは弟のような齋藤さんと私たちにしか出せない味を出していきたい」と意気込む。
3種目に出場
大学1年生の齋藤さんはソロトワール男子シニア部門、アーティスティックトワール男子シニア部門、アーティスティックペアシニア部門の3種目に出場する。2007年からスタジオに入会し、16年目となる。
昨年イタリアの世界大会、フリースタイル・総合(男子ジュニア部門)で銅メダルを獲得。日本代表として世界に挑戦するのは4回目。また、今回は平久井さんとの男女ペアに初挑戦する。
「3種目あるので切り替えが大事。一つひとつ、大切に演技してメダルを獲得して日本に帰りたい」と齋藤さん。
海外は初挑戦
在籍11年目となる榎さんは中学2年生。アーティスティックトワール男子ジュニア部門の日本代表選手として海外大会は初挑戦となる。2020年の小学4年生の頃から国内大会に出場し、着実に力を付けてきた。
日本代表のジャージーに初めて袖を通した榎さんは「とても嬉しい」と笑顔を見せ「バトンを落とさないノードロップの演技をしたい」と語る。
|
<PR>
港南区・栄区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|