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公開日:2023.12.07

小学生マーチングバンド
下野庭、本郷が全国へ
9日 埼玉県で演奏

  • 下野庭小マーチングバンド=11月25日撮影

  • 本郷小マーチングバンド=12月2日撮影

 日本マーチングバンド協会関東支部主催の第58回マーチングバンド関東大会がこのほど埼玉県で行われ、小学生の部で港南区の下野庭小学校(大編成)と栄区の本郷小学校(小編成)が金賞に輝いた。結果、9日に開催される全国大会への切符を手にした。両校児童は全国大会に向け、最終調整に余念がない。

 1都5県から29校が出場し、10枠の全国大会出場権を争った関東大会。全国大会は12月9日にさいたまスーパーアリーナで行われ、北海道から沖縄まで10支部から合計30チームのマーチングバンド強豪校が日ごろの練習の成果を競う。

県教育長賞

 指揮者を含めて51人以上の大編成の下野庭小(児童49人指揮者2人)は、「An die Freude(アン ディー フロイデ)〜喜びの光〜」を全国の舞台で演奏する。ベートーベン作曲の交響曲第九番を中心とした曲をマーチングバンドで表現し、テーマである『喜びの光』を音にのせる。関東大会では県教育長賞に輝く演奏を披露。担当教諭で指揮者を務める荻野瞳さんは児童49人を「真面目で、よく練習する子どもたち」と目を細める。

 部長の石田咲希さん(小6)は「悔いが残らないように元気で笑顔になる演奏をしたい」とし、ドラムメジャーの文山結莉乃さん(小6)は「やりきったと思える演奏をしたい」と話す。

15年ぶり

 一方、本郷小は指揮者を含めて50人以内の小編成で人気ゲーム「星のカービィ」を演奏する。本郷小のボランティア指導員として4年目の作曲・編曲家の渡邉正義さんが曲をアレンジ。「児童が楽しく演奏できるように工夫している」と渡邉さんは話す。

 同校は教諭が指導するのではなく、外部講師9人がブラス(金管楽器が主体)、ピット(動かない打楽器)、バッテリー(動きながら演奏する打楽器)などを担当し、児童に教えている。同校マーチングは1992年に発足。2008年に全国大会出場を果たした。児童の指揮者等として15年以上指導する渡辺真実さんは「全国大会行きが決まった時は震えて、涙が出てきた。児童の演奏もすごく良かった。全国では肩の力を抜いて演奏してほしい」とエールを送る。部長の守屋鈴菜さん(小6)は「個性豊かなメンバーが多く楽しい。全国では皆が主役になって楽しく演奏したい」と力強く語る。

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