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港南区・栄区版 公開:2024年6月27日 エリアトップへ

ケアプラ・コミハ 上永谷駅前に開所 同施設内児相は16日移転

社会

公開:2024年6月27日

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手前がコミハ・ケアプラ入口、左奥が児相入口
手前がコミハ・ケアプラ入口、左奥が児相入口

 上永谷駅前地域ケアプラザ、コミュニティハウスと南部児童相談所が入る複合施設が完成した。6月22日には、先行して7月1日に開所するケアプラ・コミハの開所式が開催。南部児相は7月16日に移転する。

 完成した複合施設があるのは「上永谷駅」近くの港南区丸山台1の9の10。横浜市で最後となる146カ所目の「横浜市上永谷駅前ケアプラザ」と「横浜市上永谷駅前コミュニティハウス」、また磯子区洋光台にあった南部児相(坂田香織所長)が置かれる。ケアプラとコミハの指定管理者は特別養護老人ホーム芙蓉苑などを運営する社会福祉法人同塵会(松井住仁理事長)。

 建物は4階建てで総延床面積は5001・91平方メートル。南側1階部分がケアプラ、コミハで、施設全体の約14%(延床面積比)。その他が南部児相の施設となっている。

30年来の計画完遂

 22日にはケアプラ、コミハの開所式が行われ、行政関係者や地域住民の代表者などが祝った。福祉保健活動の拠点となるケアプラは1991年から整備が開始。今回の「上永谷駅前」で146カ所目となり、計画されているすべてのケアプラの設置が終了した。それに伴い、開所式には山中竹春横浜市長も登壇。「着々と整備を進めてきた計画が終了する。誰もが利用しやすい施設として、より地域のネットワーク作りが進むことを期待する」と話した。また、運営する同塵会の松井理事長は「人類の進化は皆で協力して何かをできるからもたらされたという説もある。今回完成したコミュニティハウス、ケアプラザを地域住民が協力して力を合わせるための拠点としていきたい」とした。

 また、特徴として挙げられるのが両施設が一体化している点だ。大部分を共用施設である多目的スペース(150人以上収容)が占め、従来のケアプラよりも多くの団体がこのスペースを利用することができる。さらに、仲嶋正幸施設長は「より外に出ていくコミハを目指す」とした。この施設には双方の職員がいるため、人的な余裕が他の施設に比べるとあるという。そこで職員が外に出向き、地域住民などと積極的に交流を図っていく考えを明らかにした。

面接室増加で対応早く

 一方、南部児相は7月16日に現在の磯子区から移転する。ケアプラ、コミハと児相が同じ建物に入るのは市内初。

 同所が管轄するのは戸塚、港南、栄、磯子、金沢の5区。現在の施設では面接用の部屋の数が限られ、職員が足りていても各種相談などにスムーズに対応できないケースがあるという。しかし、上永谷駅前の施設では面接用の部屋が倍以上に増え、適切なタイミングでの面談が可能になる。昨年度の南部児相の相談受付件数は5289件。増加傾向にあり、新施設でより円滑に対応を行う。

 坂田所長は「子育ての専門職が揃っている。必要な時には利用してほしい」と話した。

開所式であいさつする松井理事長
開所式であいさつする松井理事長

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