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横浜LCとフェリス大 津波で流失の校歌を再生 被災中学に音源寄贈

文化

公開:2012年8月16日

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声楽を学ぶ学生の指導で、校歌を歌う赤崎中学校の生徒たち。贈呈式のミニコンサートで「ふるさと」が演奏されると涙ぐむ生徒の姿も見られたという(写真提供:横浜ライオンズクラブ)
声楽を学ぶ学生の指導で、校歌を歌う赤崎中学校の生徒たち。贈呈式のミニコンサートで「ふるさと」が演奏されると涙ぐむ生徒の姿も見られたという(写真提供:横浜ライオンズクラブ)

 震災による津波で校歌の音源や楽譜を失った岩手県大船渡市の中学校に、横浜ライオンズクラブ(山口喜久雄会長)とフェリス女学院大学音楽学部(立神粧子学部長)が協力して、新しい校歌の音源や楽譜を贈った。

4部合唱に編曲

 大船渡市立赤崎中学校(三浦昌弘校長・生徒数133人)は、東日本大震災による津波で校舎が全壊。この時、校歌の音源や楽譜も全て流失してしまった。

 横浜ライオンズクラブでは、被災地支援の一環として以前から親交のある大船渡五葉ライオンズクラブを通じて、同校にピアノを寄贈することを決定していた。その際、五葉ライオンズの磯谷憲一さんから校歌の音源や楽譜がないことを聞き、コンサートの開催など日頃から学生の支援を行っているフェリス女学院大学に協力を要請したところ、同校もこの申し出を快諾。校歌の音源が新たに録音されることになった。

 同校の教授が記念誌に残されていた楽譜をもとに、4部合唱に編曲した楽譜を作成。7月12日に学内のホールで、教授や学生らによって校歌が録音された。録音に当たっては「中学生が溌剌と歌える明るい歌声、テンポを心がけた」という。

赤崎中で「贈呈式」

 7月27日には校歌を録音したCD400枚に加え、ピアノ、放送機器を携えて横浜ライオンズクラブのメンバーと同大学の教授、学生らが赤崎中学校を訪問し「校歌贈呈式」が行われた。

 折しも同中学は仮設校舎が完成し、7月9日に使用が開始されたばかり。贈呈式ではまずミニコンサートが行われた後、学生の指導のもと生徒による校歌の合唱が行われた。同中学の三浦校長は「新校舎の使用が始まり、校歌も生まれ変わった気持ちです。せっかく4部合唱に編曲し直していただいたので、11月の文化祭で披露したい」と話した。

 フェリス大の立神学部長は「中学生の歌声に心を大きく揺さぶられました。今後も継続した支援ができれば」と話し、横浜ライオンズクラブの関係者は「新しい校歌が復興へと向かう子どもたちの心の支えになってほしい」と話していた。
 

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