サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の中心選手としてW杯の準優勝に貢献した有吉佐織選手(27)が8月25日、勤務先である「クーバー・フットボールパーク横浜ジョイナス」=西区南幸=で女子小学生を対象としたサッカー教室を開催した。参加した子どもたちは試合形式のミニゲームなどを通して有吉選手との交流を楽しんだ。
この教室は、女子サッカーを広めようと(公財)日本サッカー協会認定の事業者が女性対象に全国各地で実施している「JFAなでしこひろば」の一環として行われたもの。今回は有吉選手が女子W杯の声援に感謝しようと同所で教室を開いた。
横浜市内を中心に東京や埼玉から集まった女子小学生48人が参加した。
有吉選手はウォーミングアップから子どもたちと一緒に参加し、ドリブルやパス、フェイントなどの基本練習の手本を見せながら指導したほか、試合形式のミニゲームでは「ナイスプレー」などと笑顔で声を出し、ゴールを決めた子どもには自ら歩み寄ってハイタッチを求めるなど、交流を楽しんでいた。最後にはW杯準優勝で獲得した銀メダルを披露。子どもたちは手に取ってメダルの”重さ”を実感していた。
有吉選手は「みんな上手で、ボールを取られるシーンも何回かあった。レベルは高いです。もっと上手くなった姿でまた一緒にプレーできたらいい」と話し、「純粋に楽しかったです。みんなにも楽しんでサッカーをして欲しいということを伝えたかった」と語った。
瀬谷区から参加した小学6年の中嶋彩葵(さき)さん(12)は「めちゃかっこよかった。有吉選手からパスもらいました。一緒にピッチに立ててよかった」と感動しきりだった。
普段、有吉選手は同フットサル場で電話応対やコートの貸出業務などを担当。昼の勤務を終えたあとに、所属チームである日テレ・ベレーザの練習に参加しているという。
有吉選手の上司である島田実支配人(37)は「プレーしているときは真剣な眼差しですが、普段は気さくにお客さんとコミュニケーションをとっている」とその人柄について話した。
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