戸部小学校(柳澤潤校長)の「おやじの会」は、7月16日の地域の夏祭りでテントの設営から綿菓子の販売まで、メンバー総出でイベントを盛り上げるなど精力的に活動している。
昨年2月には校舎東階段の壁を朝の空をイメージして青色に、5月には西階段を夕焼け空のイメージで塗り替えるなど、学校の美化活動にも汗を流す。
おやじの会は、14年7月に当時の有馬武裕校長が、当時の渡邊尚美PTA会長に相談したのがきっかけ。「父親」たちと学校とのつながりを深め、父親同士の横の関係をつくろうというもの。
その提案を受け、渡邊さんは夏休み明けに全保護者あてに「おやじの会」の入会案内を配布し、同年12月に21人のメンバーで発足。今では34人までメンバーが増えている。
校庭の砂場の砂の入れ替えや花壇の土の入れ替えなど、力仕事で「おやじパワー」を発揮。そのほか、地域イベントの手伝いから老松中学校「地区懇談会」に参加し、夏休みを迎える子どもたちの課題について議論をするなど、多岐にわたる活動を展開する。来年の夏には、同会主催で防災イベントを開催する計画もあるという。
有馬前校長は「仕事の関係でPTA活動に参加できないお父さん方が、自由参加型の『おやじの会』を通して、気軽にPTA・地域・子どもたちと一緒に子育てや交流を持つことができた」と評価する。千葉清和会長は「父たちが子ども接する機会が増えた」と活動の意義を語っていた。
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