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公開日:2018.01.18

藤棚舞台の映画が誕生
地元出身 黒沢博さんが主演

  • 13日に行われた試写会であいさつする黒沢さん(右)。写真左は監督の市川徹さん=西区中央のシネマノヴェチェントで

 西区藤棚出身で『3年目の浮気』(ヒロシ&キーボー)などで知られる歌手の黒沢博さん=人物風土記で紹介=が主演し、藤棚商店街を舞台にした映画『30年目の本気〜いい年こいてロックンロール』が完成した。1月20日には藤棚の映画館「シネマノヴェチェント」でお披露目上映が行われる。

 同作品は、昨年9月に黒沢さんがジャズ歌手のナオミ・グレースさんと「ヒロシ&ナオミ」として発売した新曲『30年目の本気〜懲りない男のPART2』がきっかけ。そのPRの一環として、2度目の出発を題材にした3本の短編作品集を制作した。

 このうち表題作となる『30年目の本気〜いい年こいてロックンロール』は、藤棚商店街が舞台。黒沢さん扮する元ロックスターの男は、商店街の文化祭に出場するシニアコーラスグループの指導を行うことに。シニア世代が音楽を通じて明日を生きる力を取り戻していく、温かみのある約30分のストーリーだ。

 メガホンをとったのは、鶴見区出身で数々のご当地映画を撮影してきた市川徹監督。市川監督は黒沢さんと以前から親交があり、商店街内の「藤棚らいぶステーション」や野毛山公園で昨年末に撮影を行った。出演者の多くは俳優未経験者。シネマノヴェチェントの箕輪克彦代表も本人役として出演している。

 市川監督は「この映画が商店街が元気になるきっかけになれば」と話す。

 1月20日(土)には商店街内にあるシネマノヴェチェント=西区中央2の1の8=で黒沢さんとの新年会の形でお披露目上映が行われる。映画のほか、黒沢さんのミニライブ、富山県氷見直送の寒ブリを楽しむ宴席がセット。午後3時〜、6時〜の2部入れ替え制で定員30人。前売り5千円。申込み・問合せは同館【電話】045・548・8712へ。

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