中区・西区版 掲載号:2018年8月16日号
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事業開始半年 訪問母乳相談が好評 育児不安軽減にも一役

自宅で助産師に相談できる
自宅で助産師に相談できる
 出産間もなく外出が困難で不安を抱える母親を対象とした「横浜市訪問型母乳相談」が開始して半年。現在、利用者は月60〜70人。母乳だけでなく、子育て全般に関して相談できると徐々に利用者が増えている。

 これまで訪問型の母子相談事業がなかった横浜市。今年1月31日から自宅に助産師が訪問し、母乳相談などができる訪問型母乳相談が始まった。「『母乳が出ない』『赤ちゃんの体重が増えない』など母乳に関しての相談は多く、必要性は感じていた」と市こども青少年局の担当者は話す。

 委託先は市内28の助産院。市内在住の産後4カ月未満の母親を経験豊富な助産師が訪問し、乳房ケアなども行いながら様々な育児のアドバイスをしてくれる。ミルク育児の人も利用可。1回9千円(自己負担4千円)で、3回まで。外出が難しく、「母乳育児への不安」「家族の支援が受けられない」などの利用条件がある。

利用者徐々に増加

 「この事業がなかったら、完全にミルク育児になっていた」と話すのは、近隣に母乳相談できる所がなく、切羽つまった思いで相談したという利用者。また「育児に詳しい助産師さんに不安を話せたことが大きかった」という感想も聞かれた。

 事業の周知はHPや各区役所でのチラシ配布などのみだが、開始2カ月間で約80件だった利用者は、現在は月60〜70人と増加傾向に。市担当者は「ニーズはあったと実感している」と手ごたえを感じる。だが市内の出生数は年間3万人弱。市助産師会の市川恵子会長は「まだ必要としている人は多いはず」と話す。

手続き煩雑の声も

 申し込みは市助産師会事務局(【電話】045・374・5376)に電話後、申請書を市こども青少年局に送付。さらに申請書が確認されて、利用決定がなされる流れだ。だが、「外出できない母子を支える事業なのに、申し込みは郵送のみで煩雑」という声も。市担当者は「ネット申し込みなどは現状、検討していない。申請内容のチェックなどに時間はかかるが、ご理解いただきたい」としている。

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