西区の宮谷小学校が今年で110周年を迎え、11月17日に創立110周年記念集会が体育館で実施された。
集会が始まる前には過去の学校の写真を使ったスライドショーなどが流された。110周年の記念事業の渡邊輝夫実行委員長はあいさつで「宮谷小学校の夢と勇気と知恵を育む教えは110年、培ってきた。大人になった時に、卒業生であることを誇りに思える時が必ず来ると思います」と話した。
「つなぐ」をテーマにした5年生の総合学習の発表も行われた。各クラス、「世界とつなぐ」「在校生とつなぐ」「歴史をつなぐ」「地域とつなぐ」と題し、世界の貧困で困っている国に贈るための古着回収や宮ヶ谷公園の清掃の実施報告などが行われた。
校内に展示される壁画もお披露目
また、110周年の記念事業として、制作された校内に展示される壁画の全体像は写真でお披露目。この壁画はパネルを分割し、各クラス1枚ずつタイルを使用して製作された。この壁画を作成するためのパネルは地域の人々を中心とした記念事業実行委員会から贈られたもの。
「まちの皆さんと共に」校長 奈良輪孝雄
110年前に本校はまちや村の皆さんの寄付金で校舎が建設されました。現在もなお、当時の皆様の学校に対する温かく、熱い思いを受け継いでくださっていることに心から感謝申し上げます。
子どもたちは日々成長しています。素敵な輝きを放っています。110年の歴史を持つまちの学校宮谷小学校は、まちの皆さんと共にまちの子どもたちを慈しみ、一人ひとりの個性を尊重した教育をこれからも遂行してまいります。
これからも学校、家庭、地域が一体となって健全な育成を図っていけるよう、引き続きご協力をお願い申し上げます。
「挑戦し、さらに発展を」会長 高木明
日ごろから児童を見守ってくださっている地域の皆様に感謝を申し上げます。
集会での出し物を見て、児童一人一人が役割をきちんとやり遂げている姿を見て、さすがは伝統ある、規律正しい学校だと感じました。これも地域の方々、先生方のおかげだと感じております。
これからも120年、150年と現在の教育方針を引き継ぎつつ、新しいことにどんどん挑戦して、さらに発展していってほしいと思います。
地域の皆様のお力添えをいただきながら発展してきた宮谷小学校。今後も変わらぬご支援を心よりお願い申し上げます。
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